クレジットカードのキャッシングやローンなどを使って現金を調達できない時、有効な方法の一つとして自分でクレジットカードを現金化する方法があります。
自分でクレジットカードを現金化するとはどんな仕組みなのか、現金化する上でのメリット・デメリット、おすすめの商品などについても手順と共に解説していきましょう。
自分でクレジットカード現金化する方法は2つある
俗にクレジットカードの現金化と呼ばれるものの構造は単純で、キャッシング枠などが使えない場合に、クレジットカードで買い物をするために設けられたショッピング枠を利用して商品を購入し、それを売却することで現金に変えるというものです。
この流れは自分自身ですべてを行うこともできますが、流れを一手に代行する専門の業者も存在しています。つまり、選択肢としては、自分自身で行うか、業者に依頼するかの2つです。
専門の業者はネットで完結できることが多く、指示に従って特定の商品を購入するだけで短時間で現金が手に入るという利点がありますが、一方でデメリットも存在します。そのもっとも大きなデメリットは、換金率が低いという点です。業者での換金率は一般的に80%、酷い時には60%ということもあります。
しかし、自分の手で現金化を行えば、うまくいけば95%近い換金率にすることも可能です。もしも時間に余裕があるならば、自分で現金化を行うのがおすすめです。
自分で現金化する際におすすめの商品
電子ギフト券類|換金率目安90%~
現金化のための商品として最もポピュラーなものの一つが、ネットなどで購入できる電子ギフト券です。コンビニなどで購入できる実体のあるカードもありますが、コードのやり取りのみでネット上で完結できる電子ギフト券が便利で、取引も多く行われています。
現在特におすすめなのはAppleギフトカードで、流通量が多く、ほとんどの業者で取り扱っている上、買取率も高く、通常で90%以上、高い時には98%になることもあります。ギフトカードはネット上に専門の買取サイトが多く存在しているので、信頼できる大手の業者を選べば手続きも簡単でおすすめです。
家電製品|換金率目安80~90%
高価な家電製品も現金化の定番の一つです。具体的には、人気の高い美容系の家電製品などがおすすめです。特に新製品は需要が高く、売り切れも多いため、発売直後であれば高く買い取ってもらえることも少なくありません。
換金率は専門の業者で80%台が相場ですが、家電製品は大手量販店で割の良いポイントが付くのもメリットです。ヨドバシカメラやビックカメラなどでは10%のポイント還元が普通なので、実質90%近い換金率にすることも可能です。
ただし、家電製品の場合、実際に商品のやり取りが必要となるので、送料なども考慮に入れる必要があります。
ゲーム機器関連|換金率目安90%~
ゲーム機器も家電製品の一種ですが、独自の需要があるため別として考えてみましょう。
ゲーム機器には様々なものがありますが、まず候補に挙げられるのがゲームハード類です。PSの新製品やNintendo Switchなどは常に品薄で、長く買えない時期があったことも記憶に新しいのではないでしょうか。
こうした製品をタイミングよく手に入れることができれば、逆にプレミアがつくこともあります。一人一台限定ということも珍しいため、転売屋や業者のスキを突きやすいのもポイントです。また、ゲームハードもリリース直後であればほぼ90%以上で売ることができます。
おもちゃ類|換金率目安90%~
おもちゃ類、特にポケモン関連の中でもポケモンカードは現金化可能なものとして高い注目を浴びています。
トレーディングカードは今や投資の対象になることもあり、貴重な商品であれば何倍もの値段になることは珍しくありません。実際にそうしたニュースを目にしたことのある人も多いでしょう。
ポケモンカードの標準価格は定価で税込550円程度ですが、発売後すぐの未開封のものであれば、3~4倍の値段が付くこともあります。また、頻繁ではありませんが、もしもレアカードを引ければ当然かなりのプレミアが付きます。
貴金属や宝石類|換金率目安70%~
貴金属類や宝石などの宝飾品も、換金率が高いものの一つです。ただし、これらの換金率については、素材そのものに価値があるもの、ブランドやデザインに価値があるもの、時価など様々な要因があるため、物によってかなり換金率に上下があるのが特徴です。
希少性が高く、人気のあるものならば当然高く買い取ってもらうことができますが、逆のケースもあるため、慣れない場合には慎重に買うものを選ぶ必要があります。比較的価格がわかりやすいのはロレックスなどに代表される高級時計ですが、こちらは手に入れるのにもコツが必要です。
専門の買取業者のサイトなどを見て、相場を調べておくのが良いでしょう。
スマホ|換金率目安80%~
スマホは多くのユーザーに馴染みがあり、購入も売却も扱いやすいのが一つのメリットと言えます。特にiPhoneは高値で買取されることが多く、未開封の最新機種であれば換金率が90%を超えることも珍しくありません。他の高級機種でも需要が高いものはありますが、買取の間口の広さなどを考えれば、第一の狙いはやはりiPhoneになるでしょう。
また、スマホは中古でも買取業者が存在するため、自身が使っていた過去のスマホを売るのも良いかもしれません。
スマホの買取業者には、先に現金だけ受け取り、期限内に返済すればスマホが戻ってくるシステムのものもあるので、人によっては利用価値があります。
業者を使わず自分でするクレジットカード現金化するメリットとデメリット
メリット①:高い換金率を期待できる
先ほども少し触れたように、現金化業者を利用すると換金率は高くても80%台です。これはどの業者を使っても大きく変わることはなく、手数料などからそのあたりが相場となっています。
しかし、自分で商品を購入し、自分で売る方法ならば工夫できる余地が多く、うまく売ることができればプレミア的な価格で売ることも可能でしょう。
メリット②:審査などが必要ない
現金化業者を初めて利用する場合、法律によって本人確認が義務付けられています。これは年齢制限がある上、悪用される心配もあるためで、優良な業者であるほどしっかりと本人確認を行います。逆に、本人確認を行わない業者は悪質である可能性が高く、おすすめできません。
こうした本人確認に抵抗を持つ人もいると思いますが、すべて自分の手でするならば、そうした心配もありません。
メリット③:合法で現金を手に入れられる
「クレジットカード現金化」と聞くと少し大仰に感じるかもしれませんが、実際にすることはクレジットカードを使った商品の購入と売却だけです。この行動そのものには何ら違法性はなく、完全に合法です。
難しく考える必要はなく、単に普段の購買行動をしているだけと考えれば、不安なく現金を手にすることができます。
メリット④:クレジットカード番号を人に知られる心配がない
クレジットカード現金化業者を利用する場合、自分のクレジットカード番号なども当然業者に対して送信する必要があります。クレジットカード番号そのものを知られることは、普通の買い物でもしていることであり、優良業者であれば悪用されることもありませんが、それでもやはり不安もありますよね。
自分で現金化を行うならば、そうした情報漏洩の心配もありません。
デメリット①:シンプルにはできない
クレジットカード現金化業者は、この一連の流れをシステム化しており、手続きは非常にスムーズであることがほとんどです。WEB上ですべての手続きが完結できる場合が多く、公式サイトにアクセスし、本人確認をして、指示に従ってクレジットカードで商品を購入するだけ。基本的にはそれだけで現金が振り込まれます。
しかし、すべての手続きを自分でする場合、商品の選択から受け取り、そして売却までの相手とのやり取りや、商品の送付などが必要になることもあります。手間がかかるのは否めません。
デメリット②:クレジットカードが使えなくなる可能性も
先ほど、クレジットカードの現金化に違法性はないことは説明しましたが、法律には違反していないものの、カード会社の規約では禁止されていることがほとんどです。そのため、もしもクレジットカードの現金化がカード会社にバレてしまった場合には、最悪カードの利用停止もあり得ます。
現金化業者の多くはそうした点でも対策を講じていることが多いため、業者に比べると個人での現金化のほうがカード会社にバレるリスクが高いと言えるでしょう。
自分でクレジットカード現金化する手順を解説!
基本的な手順は簡潔で、以下のようなものになります。
まずはウェブサイトなどから、換金性の高い商品を探して購入します。
次にその商品を売りに出します。方法としては専門の買取業者、フリマサイトの利用などがあります。
最後に商品を売却したお金を受け取ります。受け取り方法は利用するお店やサイトによって異なりますが、実店舗であれば多くはその場で受け取りとなります。フリマサイトなどネットでの取り引きは、相手に商品が届き、承認を得ると指定の口座に振り込まれます。
自分でクレジットカード現金化する方法まとめ
クレジットカードの現金化を考えた時、専門の業者は短時間で手続きができてとても便利ですが、換金率の点などでデメリットもあります。そんな時には自分自身の手で現金化してみるのもおすすめです。
この記事を参考にして試してみてください。
以上、自分でクレジットカード現金化する方法!業者を使わない安全なやり方…でした。